ウーロンハイを深堀り!由来や歴史・糖質やカロリーをご紹介!

目次

ウーロンハイの定義

ウーロンハイとはカクテルの一種に分類されます。

ウーロンハイに使用されるお酒は、焼酎、ウイスキー、ジン、ブランデーといった主にスピリッツ系といわれるお酒を烏龍茶で割ってウーロンハイを作ります。

ウーロンハイのレシピや割合には明確な定義がないため、お酒9と烏龍茶1で割ることやお酒1と烏龍茶9で割ったとしてもウーロンハイになるためお好みの割合やレシピを楽しむことができます。

しかしながら、ウーロンハイは烏龍茶を焼酎で割ったものを指すことが多く、一般的なウーロンハイの定義としては烏龍茶を焼酎で割ったカクテルといえるでしょう。

ウーロンハイは、お好みでアレンジすることができるため、多くのバリエーションがある万能な飲み物として多くのお店などでも出されており、いつでも気軽に楽しむことができるカクテルです。

ウーロンハイの「ハイ」の由来

ウーロンハイのハイとは、ハイボールの略です。

チューハイなども焼酎ハイボールの略称なため、ハイは幅広く使われています。

英語圏や海外では「oolong tea highball」と表記してお店などに置かれており、海外でもウーロンハイは多くの人に親しまれてて人気です。

ハイボールの歴史は日本でいうと江戸時代末期にハイの元であるハイボールがアメリカで誕生しました。ハイボールという名称には4つのできた説があります。

鉄道の水補給の合図から?アメリカ西部開拓説

時はアメリカ西部開拓時代の1860年代から1890年代のフロンティア消滅頃まで遡ります。

当時多くの人々がアメリカ西部へと開拓のため旅をしている長距離蒸気機関車の列車が水の補給をおこなう際に、棒の先に球をつけて棒を掲げて補給の合図をおこなっていました。

その列車内にバーボンのソーダ割りを提供するサービスがあり、棒を上に掲げる英語のhighと棒の先についているボールを組み合わせてハイボールと呼ばれるようになった説です。

鉄道のボール信号から?アメリカ西部開拓説

1の説と同じ西部開拓時代の列車に関する説です。

当時鉄道の信号は、ボール信号というボールが上がっているのか下がっているのかで判断していました。

ボールが上がっていればgo、ボールが上がっていないのであればdon`t goとなりになります。

駅員がボール信号を双眼鏡で眺めながら、ウイスキーを飲んでいたところ、ボールが上がり列車が来ると思い慌てて炭酸を飲み干し駅舎内に入ったところ炭酸とウイスキーが合わさったのが美味しかったためハイボールと呼んだ説です。

炭酸の泡が上がっているから?見た目からきているという説!

ハイボールは炭酸を入れて作流ことが多いですが、泡の玉が丸くボールのように見えその泡が上がっていく様子が、列車のボール信号と掛け合わせて作られたという説です。

チェイサー代わりに飲んだから?ゴルフプレイヤー説!

ゴルフをしていたパーティーがカウンターでウイスキーを飲みながら自分の打つ順番を待っていました。

しかし急に打つ順番が来たことを知らされて、チェイサーに慌てて炭酸水を飲み干したところウイスキーと炭酸が合わさったのが美味しかったそうです。

そこにたまたま高く打ち上がったハイボールが飛んできたためハイボールと名付けた説です。

アメリカのバーテンダー養成学校では、列車のボール信号が由来となって名付けられたという説が最も有力と教えています。しかしサントリーの公式ではゴルフの説が最も有力であると発表しており、どの説が最も正しいのか未だ議論がなされています。

戦後日本でのウーロンハイの広まり方や定義が確定した歴史とは?

ハイボールの由来では全てウイスキーハイボールなことや日本でハイボールといえばウイスキーハイボールが最も有名で、お酒と炭酸を割ったものを指すことが多くハイボールは炭酸で割ったものを指す飲み物に感じる方が多いと思います。

しかしハイボールの定義は炭酸やトニックウォーター、お茶やフレッシュジュースなどアルコールが含まれていない飲料で割ったものを指します。炭酸で割ったウーロンハイのことをウーロンサワーとまれに呼ぶこともあります。

そのため日本では元々ウーロンハイがお茶割りの一種として緑茶割りやほうじ茶割りなど様々なお茶割りとして親しまれていました。

普及当時は「焼酎の烏龍茶割り」という名称で親しまれていました。

しかしウーロンハイが人気になるにつれて名称が長いため、ウーロンハイと呼ばれるようになりました。

ウーロンハイと呼ばれるようになったのは1982年に飲料メーカーが発売したため、約40年間にわたり親しまれています。

ウーロンハイの割合

ウーロンハイの基本的な割合は焼酎4に対して烏龍茶は6で割ることで、程よい濃さでウーロンハイを楽しむことができます。

人の飲みやすいアルコール度数は一般的には5%前後といわれていて、ビールと同じです。ウーロンハイも5%から7%で飲むことが進められているため、飲みやすい濃さにすることがおすすめです。

ウーロンハイの濃さを調整する際は、ウーロンハイを濃くしたい場合は焼酎を増やし、ウーロンハイを薄くしたい場合は烏龍茶を増やすことや氷入れたりしてお好みの濃さに仕上げてください。

ウーロンハイの度数

一般的な居酒屋やスーパーなどの店頭で並んでいるウーロンハイの度数は5%から8%に設定されています。

ビールよりは少しアルコール度数が高いですが、ビールのようにごくごく飲むことができる度数設定になっています。

下記の表は人気の割ったお酒の度数をウーロンハイと比較してみました。一般的に居酒屋などのお店では下記の度数で提供されることが多いようです。同じ割ったお酒でも提供される度数が違うため表を参考にして注文することや自宅で作る際の参考にみてはいかがでしょうか。

種類度数
ウーロンハイ5%〜8%
ハイボール7%〜9%
チューハイ4%〜6%
焼酎緑茶割り約10%前後
焼酎水割り約15%前後

ウーロンハイは5%から8%で作られることが多く比較的度数が低く飲むことができます。

他の割ったお酒と比較しても焼酎の緑茶割りや焼酎の水割りではウーロンハイと比較して度数が高く、多く飲むことができないためアレンジして飲む前に酔っ払ってしまうことも少なくないです。

しかしウーロンハイは5%から8%と軽く設定されているため、他のお酒と比較した際に何杯でも飲むことができるため、アレンジして楽しんだりすることもできます。

ウーロンハイの糖質・カロリー

お酒を楽しむ上でどうしても気になることがウーロンハイのカロリーと糖質ってどれくらいなのかですよね?

ここではウーロンハイの糖質とカロリーがどれくらいなのか他のお酒と比較してウーロンハイの糖質とカロリーが高いのか低いのか見てみましょう。

飲む際に気になる!ウーロンハイの糖質とは?

ウーロンハイの糖質は他のお酒と比較してどれくらいあるのか比較したいですよね。

ここでは、人気が高いお酒を5つ集めて100mlあたりにどれくらいの糖質が含まれているのか比較できる表を用意しました。

糖質が気になる方はチェックしてみてください。

お酒の種類糖質
焼酎0g
ビール3.1g
日本酒3.7g
ワイン1.4g
ウイスキー0g

ウーロンハイはなんと糖質が0なのご存知でしたでしょうか?

ウーロンハイに限らず焼酎といった蒸留酒は糖質0gなため、ウーロンハイをはじめとして焼酎の水割り、ウイスキーロックなど全て糖質0gで楽しむことができます。

ビールや日本酒の糖質は焼酎などと比較して高いです。

コーラやジンジャエールなどで割ったハイボールは糖質が高くなるため、ウーロンハイは烏龍茶と割り糖質がなく香りや味を楽しむことができる飲み物なためおすすめです。

ウーロンハイは太りやすい?ウーロンハイのカロリーとは?

お酒を楽しむ上でカロリーが気になりますよね。

下記の表は100mlあたりの人気のお酒のカロリーです。

お酒を楽しむ前にチェックしてみてはいかがでしょうか。

お酒の種類カロリー
焼酎144kcal
ビール39kcal
日本酒102kcal
ワイン75kcal
ウイスキー234kcal

飛び抜けてビールが低くウイスキーは高いですが、焼酎や日本酒、ワインのカロリーは近い値です。

500mのウーロンハイを焼酎4と烏龍茶6で作った場合288kcalになり、ワインは375kcal、日本酒は510kcalとなりカロリーを抑えて飲むことができます。

焼酎はそのまま飲むとカロリーが高いですが、ウーロンハイなどで割った際は抑えることができるためカロリーをあまり気にすることなく飲むことができるのでおすすめです。