元々は皇帝への貢物?800種類もある中国烏龍茶を徹底深堀り!

800種類もある!中国烏龍茶とは

中国烏龍茶とは青茶に分類される種類で、半発酵させたお茶です。

20%から80%の幅広い発酵度の種類があり、800種類の茶葉があります。

烏龍茶は緑茶と紅茶の間の味や匂いがして発酵度が低ければ低いほど緑茶に近く、発酵度が高ければ高いほど紅茶に近いです。

中国では緑茶が最も高い人気を誇っていますが、世界では烏龍茶は人気なことが多く日本では清涼飲料水や茶葉でも売られています。

中国4大烏龍茶として中国烏龍茶の基礎となった茶葉の種類があります。

主な地域銘柄
福建省武夷山武夷岩茶(大紅砲・白鶏冠・水金亀)
福建省安渓安渓鉄観音
広東省潮州鳳凰単叢(黄枝香・蜜蘭香・桂花香)
台湾木柵鉄観音・東方美人・凍頂烏龍茶

上記の表の4つの種類をはじめとして多くの茶葉が生産されており、オークションやコンテストなど烏龍茶の茶葉のよさを競う大会が多く開かれています。

烏龍茶は中国の主要お茶として中国国内だけでなく世界でも高い評価を受けている茶葉の種類です。

元々は皇帝への貢物?中国烏龍茶の歴史とは

中国烏龍茶の歴史は意外とと新しいです。

明代中期に福建省付近で飲まれるようになりました。

烏龍茶は偶然できたお茶だったとされています。

ある農家の人が竹籠の中で運んでいたところ竹籠の中で茶葉が酸化して、目的地についていたときには半発酵状態となった烏龍茶になっていた説が最も有力の説として伝わっています。

烏龍茶が誕生してすぐは高級品として皇帝に献上することを目的として使用されていました。

そのため中国全土や庶民には普及しておらず、高価な茶葉として広東省と福建省の一部地域のみで高価なものだったそうです。

この烏龍茶の誕生を元にして武夷岩茶、安渓鉄観音、鳳凰単叢、台湾茶という中国4大茶として基礎して基盤になりました。

中国4大茶がやがて各地に広まり多くの種類の烏龍茶が誕生する要因になり、今では中国の大きな産業の1つです。

産業となったお茶はアヘン戦争まで高級品としてヨーロッパに輸出されて人気になりましたが、アヘン戦争をきっかけに輸出は激減し、台湾茶がヨーロッパへ輸出されるようになったそうです。

しかしその後中国烏龍茶は再び輸出されるようになり、現在では世界中で烏龍茶が飲まれるようになり大変人気になりました。

お茶の本場中国で大人気の中国烏龍茶の銘柄6選

中国烏龍茶は800種類以上といわれており、多くの銘柄があります。

ここでは6つに絞り是非とも飲んでいただきたい銘柄を紹介します。

厳しい規定が生み出したこだわり抜かれた武夷岩茶

武夷岩茶は中華人民共和国福建省北部の武夷山市で誕生した種類です。

名前の由来は武夷山市で誕生した品種で茶樹が山肌の風化した岩に生育しているところから付けられました。

基調性の高い品種で香木に似た匂いと渋みと甘みが楽しめます。

基調性が高く人気の品種なため、武夷岩茶には厳しい条件があります。

武夷岩茶は福建省北部の武夷山市の周りの省でも使用されていたため、原産地域産品専用マークの使用許可が出されていて武夷山市内にある100余りの国が認可企業によって生産されています。

また原材料の葉は、武夷岩茶としての特質がある名岩区または丹岩区のみで、国家規格に満たされていることが重要です。

また武夷岩茶はインド産紅茶の原型となった品種として有名になりました。

ランやキンモクセイの花の香り安渓鉄観音

安渓鉄観音は福建省の安渓県で生まれたチャノキの園芸品種から収穫された茶葉です。

鉄観音は安渓鉄観音と木柵鉄観音の2つあり、安渓鉄観音は福建省で誕生し木柵鉄観音は台湾で誕生しました。

元々の鉄観音茶は安渓鉄観音でのちに台湾に伝わり台湾でも独自発展した品種です。

安渓鉄観音の特徴は、強い揉捻により茶葉が丸まって表面は鉄や油を塗ったかのような光沢があります。

味は芳醇で濃い味が広がり後味は甘く、香りは甘く蜜の香りやランやキンモクセイといった花の香りに例えられます。

中国では全体生産量の約5%を占めていて、20世紀初頭に中国国外の品評会で優勝して、世界的にも人気の銘柄になり、日本では清涼飲料水としても多く発売されていて馴染みが深いお茶です。

赤褐色で甘みがある芳香な香りの水仙

水仙では福建省の中心を流れる閩江という川を境に北と南で生産されているお茶です。

北部で採れる水仙を閩北水仙と、南部で採れる水仙を閩南水仙はつくり方が異なります。

烏龍茶の中では発酵度が高く熟成されており、茶葉を強火で焙煎されています。

水仙は発酵や焙煎を長めに炒った黒くツヤのある見た目となっています。

淹れた時の色は赤褐色の鮮やかで甘みを含んだ独特の芳香な香りがして、等級が高ければ高いほど雨宮香りが増します。

また日本では一般的に黒烏龍茶として呼ばれるようになり、日本でも有名な茶葉の種類の1つです。

80種類もあるワインのような香りの鳳凰単叢

広東省潮州市潮安区の鳳凰山で誕生した烏龍茶の一種で栽培される茶樹を原料にしてお茶に加工しています。

単欉とは1本の木のことを指し、中華人民共和国成立まで1本の木から採取された茶葉を生産し、他の木から取れた茶葉は入れないという製法を取っていました。

複数の茶葉から作られるようになったのは、1990年代以降で、各品種を混ぜて生産するようになりました。

これ以降の鳳凰単叢には複数の品種が混ざっている製品単欉という2つの種類ができました。

1木のみで作られた種類の製品は単株と呼び、現在専門店などで販売されています。

鳳凰単叢は80種類の茶葉がある烏龍茶の中でもトップクラスの種類あります。

淹れた際は、オレンジ色を伴う黄色でワインや草花、果物のような甘い香りをしています。

味はわずかな渋みと果物みたいで多くの方に人気です。

鳳凰単叢を使用された茶葉でも品種や木により味が大きくことなるため、自分の好みの鳳凰単叢を探す方も多いです。

少量で気象性が高い黄金桂

安渓地区でごく少量の生産しかされていない種類なのですが、評判が良く人気殺到している種類です。

味は春茶の香りは非常にさわやかで、その香りが遠くから香ってくるキンモクセイの香りに近くまるでキンモクセイ畑にいるような匂いがします。

味だけでなく香りも楽しみたい方におすすめです。

厳選してブレンドされた人気な色種

安渓や漳州地区で取れた本山や梅占、福雲と呼ばれる品種をブレンドして作られた種類の茶葉です。

作り方は鉄観音と似た製法でつくられおり、茶葉の形状も鉄観音と似ています。

香りは花香を帯びた清涼感のあり、味は甘みのあるすっきりしています。

生産量が多く中国国内だけでなく、海外にも輸出されている種類です。

リモート飲み会で話したい!中国烏龍茶のうんちく2選

中国烏龍茶には知っておいたら面白いうんちくが多くあります。

実際に飲んでいる際にいいたい情報を2つ紹介します。

青茶がどうして烏龍茶って呼ばれるの?

烏龍茶はそもそも青茶と呼ばれていたのをご存知ですか?

ここではなぜ烏龍茶と呼ばれるようになったのか説が2つあります。

ウーロンハイなどお酒を飲みながら話したい説について紹介します。

将軍が採ってきた茶葉が偶然発酵してできた説

清朝時代の雍正年間(1723~1735年)に福建省安渓県西坪郷南岩村に退役した将軍が住んでいました。

将軍なだけあり体が大きく迫力があり肌は焼けて黒くなっていて迫力があったそうです。

中国の「鳥」という言葉には「カラス」と「黒」という意味があります。

焼けた黒い肌ところをとってあだ名が烏龍と付けられました。

ある日将軍が狩猟と茶摘みに出かけました。大きなヘラジカを仕留めて大満足して帰ってきて家で盛大に料理して食べたそうです。

翌日起きた時に茶摘みに行ったことを思い出し慌てて中身を見ると、葉は真っ赤に染まっており茶葉からは芳醇な香りが漂ってきました。

気になってお茶を淹れて飲んでみるととても美味しくびっくりしたそうです。

あまりに美味しかったため、村の人々にもお裾分けして飲んでみせたところ非常陽評判が良く人気になりました。

評判のいいお茶は遠くの村まで噂が広がり、赤くなったお茶が売られるようになり人気になりました。将軍の貢献を添えて名前をあだ名の「烏龍」を取って烏龍茶になりました。

茶畑に龍が出た!?茶畑に行くと発酵した茶葉が由来説

福建省安渓で農家の方が自分の茶畑を見に行きました。

茶畑の中には見たことがない真っ黒な龍が現れて茶畑から逃げ出したそうです。しばらくたったある日に茶畑が心配になって見に行ったところ茶葉は酸化していて黒くなっていたそうです。

黒くなっていたお茶を家に持ち帰り飲んでみたところ美味しかったため、お茶の名前を黒い龍から取り烏龍茶と名付けました。

烏龍茶の発酵度は20%から80%と幅広い

烏龍茶の発酵度は幅広く20%から80%と種類により大きくことなります。

紅茶や黒茶は発酵度が100%、白茶や黄茶は5%から10%と細かい定義がされています。幅広い発酵度で味は大きくことなり、発酵度が高い烏龍茶は渋みを楽しめ、発酵度が低い烏龍茶はすっきりとした味を楽しめます。

幅が広い分品種が多いため、自分の好みに合った烏龍茶を探してみてください。